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【Interview】 W KOREA “ロモンとキム・ヘユン、ある素敵な日に”

2026-01-26

絶対に人間になりたくない九尾狐と自己愛に溢れた男がいた

緊張感あふれる、一筋縄ではいかない二人の存在が織りなすファンタジーロマンスドラマ、「今日から“ニンゲン”に転身しました」のロモンとキム・ヘユンが特別な物語を届ける。

LOMON
<W Korea>のインタビューで以前、四柱推命の五行に“金”がないと仰っていましたよね(笑)。私はどちらかというと“金”があるタイプなんですが。
本当ですか?僕は“金”が無くて、“木”が多いらしいんです。仲のいい後輩が四柱推命を勉強していて、僕のも少し見てくれたんですが、その子曰く僕は“実のならない木”なんだそうです。

実を結ぶには、どうすればいいんでしょうか?
“金”がないから実がならないらしいんです。その後輩は僕とは逆に“木”があまりないタイプで、だからなのか気もすごく合って、年下なのに僕のほうが頼ってしまうこともあります。

新年を迎えて和やかにこんな話していると、海外のファンの方は「何の話?」って思うかもしれませんね。最近はどんな日々を過ごしていますか?
Netflixの「今、私たちの学校は…」シーズン2の撮影がほぼ終盤に差しかかっていて、別の作品も撮影が始まりました。こうしてSBS「今日から“ニンゲン”に転身しました」のためのグラビア撮影やプロモーション活動にも力を入れていますし、合間を縫って勉強もしないといけないので、1日が本当にあっという間です。

どんな勉強をされるんですか?
台本を読み込む勉強です。それと、読書も少ししています。

ロモンさんは、どんな本を読まれるんですか?
ピーター・ティールの「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」が面白かったです。昨年読んだ自伝も思い出しますね。イーロン・マスクとジェンスン・フアンの自伝も読みました。どれも結構分厚くて(笑)。

得られたものは何かありましたか?
「この人たちはどんなことを考え、どんなマインドで生きているんだろう」と思って読んだんですが、こうした素晴らしい方々には共通点があると思いました。効率よく生きているということですね。僕はドラマや映画を観ていても、“休む”ことがなかなかできないんです。純粋に楽しむというよりは、つい勉強するような目線になってしまって。本は、現場での待ち時間や、車での移動中にも読みやすいんです。空き時間に少しでも寝ようとすると、夜にかえって眠れなくなってしまうので、本を読んだりしています。

ロモンさんは、2022年の「今、私たちの学校は…」で海外でも広く知られるようになりましたが、デビューからは既に10年ほどになりますよね。私はCoupang Playシリーズの「家族計画」がとても好きです。でも、ラブコメディジャンルは意外と挑戦されてこなかったですよね。今回の作品で、ついに本格的なラブコメに挑む、という思いもあったのではないでしょうか。
そうですね。「ついに挑戦するタイミングがきたな」と思いました。僕は台本を読むとき、面白さを何よりも大事にしているんです。面白さって、ジャンルごとに性質が違いますよね。ラブコメは観る側としては気軽に楽しめるジャンルですが、その分演じる側にとっては難しい挑戦でもあります。感覚も研ぎ澄まされていないといけないし、ケミ(相性)も大切ですし、色々な要素が求められます。言い合いをするようなケミを生かすには、自分がどう演じれば相手役をもっと刺激できるのか、“ウンホ”というキャラクターを、ヘユンさんを、どう支えればより立体的に見えるだろうかとよく考えていました。

お互いを支え合おうとするとき、ケミストリーが生まれるというのは、聡明な考え方ですね。そうした試行錯誤の中から、面白い瞬間が生まれることもありますよね。
人間になったウンホにむかって、「君はもうキム・オクスンだよ」というセリフがあるんですが、それだけで終わらせるのは少し物足りなくて。僕が合間合間に「オクスン!」ってからかったら面白いんじゃないかって思ったんです(笑)。ヘユンさんともとても相性が良くて、可愛らしくてラブリーな瞬間が生まれるだろうなと思いました。それで、脚本家さんにお願いして追加したのが、僕たちが「オクスン」、「オクスンじゃない!」と言い合うシーンなんです。その場面が予告編にも使われていて嬉しかったです。

キム・ヘユンさんの第一印象はいかがでしたか?
中華料理店で初めてお会いしました。可愛らしくて明るい印象がありつつ、想像していたよりもずっと落ち着いた方でした。思わず守ってあげたくなるような印象も強く受けました。実は僕たちは色んな縁で繋がっていて、ヘユンさんの話をよく聞いていたんです。以前同じマネージャーと仕事をしていたり、演技の先生や通っているショップの先生まで同じなんです。優しくて誠実で、演技の上手な俳優だという話を聞いていました。すでに内面的な親近感があったので、初めてお会いした時も昔から知っている人のようで、ぎこちなさはありませんでした。

実際に息を合わせてみていかがでしたか?
たくさん会話を交わしました。「こんなふうに準備してみたけど、どう?」、「ここ、こうしてみるのはどう?」と、お互いに提案を出し合っていました。ヘユンさんは思っていた以上に、芯の強い人だと感じました。エネルギーもあって、オープンで。台本に書かれている通りにやっても、実際うまくいかないことがあるんですよ。そういうところは、現場で即座に解決していかないといけないのですが、ヘユンさんは感覚がしっかり活きている人だなと思いましたし、とても心強かったです。

“カン・シヨル”を演じる中で、ご自身でも初めて見るような一面はありましたか?
シヨルはテンションが高いというか、少しぴょんぴょん跳ねるような弾けたところがあるんです。そんな魅力を表現したのは、今回が初めてだったと思います。コミカルで、ふざける姿もよく見せてくれるんですが、実は僕自身ふざけるのが好きなんです(笑)。作品に挑むときは、そのキャラクターのテンションに自分自身を合わせようと努力するので、役と出会うたびに考え方や性格も少しずつ変わるタイプです。シヨルとして生きていた間は、自然といつもより明るく過ごしていたと思います。

彼はこんなことを言う人ですよね。「自分が自分であることが、すごく誇らしい。」
自己愛過剰と言えるかもしれませんね(笑)。僕は、そうした自己愛や自信は実力があってこそ生まれるものだと思っています。シヨルは、その分血のにじむ努力で実力を積み上げて、勝ち取ってきたから自己愛が“全開”なんだと思います。シヨルはサッカー選手ですが、ただの選手ではなくグローバルスターなんです。実は僕は球技があまり得意ではなくて。まずはボールと仲良くなることから始めようと、サッカーの先生に週5回も会って指導してもらいました。サッカーファンの方々を思い浮かべながら、カン・シヨルというレベルの選手にふさわしい表現をするためには、それくらい努力する必要がありました。

カン・シヨルとウンホは“犬猿の仲”から始まり、次第に惹かれあう関係になっていきますよね。ロモンさんが思う、理想的なロマンスはどんな形でしょうか。
難しい質問ですね。義理が大切ではないでしょうか?人と人が出会うと、お互いの良いところに惹かれるものですが、一緒に過ごしているうちにだんだん欠点も見えてきますよね。相手のそうした部分も含めて受け入れることが、愛なんじゃないかと思います。キーワードで言うなら、義理、犠牲、責任のようなものだと思います。

難しくても、最初に口をついて出てくる言葉こそが本質をついていることもありますが、“義理”を挙げられましたね。義理、犠牲、責任は、結局同じ価値観の延長線上にありますよね。
理想的と聞くと完璧さを思い浮かべがちですが、僕が思うのは、打算的ではなく純粋であること。真の愛には、勇気が必要だと思います。傷つく勇気、損をする勇気もなければなりません。

ロモンさん自身も、ロモンであることを誇らしく思えた経験はありますか?
ちゃんとした人間でいられるように努力をしています。僕は自分自身から満足感を得るより、他の人との関係の中から満足感を得るタイプなんです。誰かに必要とされて、自分が人の役に立てると誇らしい気持ちになります。両親にとって良い息子であること、姉にとって良い弟であること、友人にとって良い友人であること…。そうした役割を果たせていると感じられるとき、少し満足感を感じられます。

お母さんには愛嬌を振りまいたりするタイプですか?
はい、完全に甘えん坊ですね(笑)。僕の中には愛情がいっぱい溢れているんです。旅行も家族とよく行きますし、最近最後に行った旅行は、母と二人で行ってきました。日本の宮崎に行きました。僕がサーフィンを始めたんですが、すごく楽しくて、母にもぜひ体験させてあげたかったんです。

お母さんと二人きりで旅行に行ったというのも少し驚きですが、サーフィンを勧めたというのはさらに驚きです。素敵ですね。でも、お母さんは大丈夫でしたか?
ボードに乗って、一発で立ったんですよ、一発で。母は体幹がすごく良くて。波が来るたびに、そのままスッと…。サーフィンって波に集中しないといけないので、余計なことを考えなくていいところが好きなんです。

作品がない時期は、どのように過ごされていますか?
じっとしていられない性格なんです。作品が終わると、まずは旅行に出ますね。普段はルーティンを大切にするタイプですが、海外に出るとようやく少し力を抜いて休める気がします。僕は、パワーJなんです。いつもは、朝7時半から8時の間に目が覚めます。午前から夕方6時くらいまでは、運動、演技レッスン、発声練習、読書など、あれこれ自分のバランスを整える日課で一日を埋めています。“これくらいはやらないと、人生を無駄にしている気がする”と思うことを、ひとつずつこなしていくんです。その後は、友達に会いに行ったり、ゲームをしたりしています。

とても健康的な生活ですね。ロモンさんは意外と趣味が多い印象があります。ランニングからマラソンに挑戦したり、最近ではギターも始めたようですが、他にも新たに始めた趣味はありますか?
あります。植物を育てています。ミニトマトを育てています!育て始めてから、1ヶ月ちょっとですね。

これまで見てきた20代男性の中で、ミニトマトの話をこんなにも明るい表情でされる方は初めてです。
これがですね、本当に手間も愛情もたくさん注がないといけないんですよ。親しいお兄さんからミニトマトを育てると心に良いって言われて、初めは「え、そんなものを育てるの?」って思ったんですよ。でも試しに育ててみたら、何日経っても芽が出なくて。「ああ、これはダメかな」と思っていたら、ある日、本当にちょこんと小さな芽が出ていて!今まで感じたことのない気持ちになりました。なんというか、命への感謝とでも言うんでしょうか。本当にありがたくて。

愛情があふれていると仰っていましたが、その愛情を注いで気を配ることが、ロモンさんの得意分野なのかもしれませんね。「伴侶(ペット)植物」という言葉が生まれた理由が分かります。動物だけでなく、植物にもお世話は欠かせませんから。
僕は、何かを与えることで自分が満たされるタイプなんだと思います。芽が出てからは、本格的にミニトマトの育て方を調べ始めました。植物にはどうしてそんなに風通しが大事なのか、最初はよく分からなかったんですが、冬は室内と外の温度差や湿度差が出るので、納得しました。放っておくと土にカビが生えてしまうんです。だからミニトマト用に小さな扇風機を一台買って、専用のLEDライトも用意しました。ミニトマトは、手間をかければかけるほどよく育つ植物なんだそうです。ほら、植物に良い言葉をかけると元気に育つとも言うじゃないですか。

ミニトマトに近づいて、優しい言葉をささやいたりもするんですか?
それはないですね(笑)。代わりに、朝にトマトの前でギターを弾いたりはしますけど…。外出するときは、ホワイトノイズというか、鳥のさえずりみたいな音を何時間か流してから出かけます。最近は友人たちにもミニトマト栽培を広めていて、“トマトのグループチャット”までできました。これを育てながら、僕の“愛情力”がかなり上がった気がします。

遠くない未来にトマトが実れば、“金”はなくても愛情たっぷりなロモンさんに、実りの瞬間が訪れそうですね。注いだ愛が、しっかり実を結びますように。
毎日すくすく育っています。再来週には植え替えをする予定なんですが、可愛い鉢にしたくて、昨日も2時間くらいずっと探していました。僕、行動力はあるほうなんです。何かを始めたら、とことんやりたいタイプで。いいご主人に出会えましたね。


【配信情報】
『今日から”ニンゲン”に転身しました』 毎週金・土曜日、Netflixにて配信中


出処:W Korea – W FEATURE ‘김혜윤과 로몬, 어느 멋진 날에’ (2025.1.23)

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